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詩説「偉くない王様」

詩説「偉くない王様

僕は 空を見上げてみた
晴天なり

お昼休みか セミも聴こえず

音楽が 絵が救ってくれる
何もできない この僕を
分かり合えた 友のように

暑さみなぎる 暑中見舞い

誰に出すわけでもなく
僕は 詩を書いていた

この世の全てを 置いてきた
海賊王 に 僕は なりたくない

この世に ひとつしかない
みんなの 愛が

未来への 讃美歌のように
もう一度 歌えたなら

タイムマシンなんて いらないんじゃないのかって

未来を夢見て
過去に戻るって 何か不思議

僕ら 千年先も 万年先も
こうして 詩に いそしめるだろうか

なんて書いているうちに
またセミの鳴き声が

僕ら 何も考えずに 生きていた
あの頃のように

写真を映すと 魂取られる
いつの時代も ガリレオ・ガリレイ

それでもセミは 鳴いている
僕は 偉くない 王様 がほしい

誰の上に立つでもなく
誰に対しても 意見できる
王様としてじゃ なくてね

絵空ごと だと言われても
いつか そんな王様の元で生きる誰かが

それでも 地球は回っていると
ガリレオ・ガリレイが 話せる世の中に

そんな 国々で満たされる位に
僕らが 平和に 価値を見出せるほど

僕らが 偏差値を気にせぬ 勉学に勤しめるよに
少年たちの 心が 青空のように

晴れ晴れしく セミのように
たとえ 短い間でも 思春期を歌えたなら

僕は 懐かしい未来に
タイムマシンを 走れるんじゃないかって

馬鹿馬鹿しい事を考えているうちに
詩が 終わろうとしていた

また呼んでくれたまえ ワトソンくん
未来のシャーロックホームズ に俺はなる

なんて おふざけ ながら 筆をおこう。

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