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詩説「ふるさと」

詩説「ふるさと

故郷は 夕焼けトンボの彼方
心の中に 今も走る 子供の 僕ら

故郷は 涙色の 雨に濡れ
傘ささずに おどける 少年の日々

僕ら 自由で あること 気づかず
守られていた 父母 故郷に

古臭い おさがり 拒み
フルサト泣かせな 毎日に

ふるさと 歌えば 日本の心

今も目を閉じれば
笑顔の 友たちに かこまれ

僕ら 歌うね わすれ難き 故郷

故郷 離れて 初めて気づく

恋しや 母の 手料理に
黙って 新聞を めくる 父

ぼくら 故郷の 子供
親を思わぬ 子はいない

懐かしい 故郷に 思いはせる

夕焼け小焼けの 景色
いくら出しても 買えない 絵画

いくつになっても
消したくない 灯火

故郷 思い 涙する 大人の僕ら
ふるさと は ただただ 心の中に

忘れられる わけが ない

僕らを育てた 父母を

忘れても 忘れても 思い出す

あの日の 君が 泣いている
思い出してと

涙色の 雨にぬれ 故郷の涙 ひとしずく
頬に流れ 我が汗と 涙と 混じる

空を見上げれば 雨上がりの 風吹き
立ち尽くす

帰っておいでと 僕らに いう

そう 安心して 旅立ちなさい と
父は母は 君の ぼくの 背中押す

ぼくら 故郷 歌うよ

あの日の父母のように

行ってらっしゃい たまには 帰りなさい
永遠のふるさと

父さん 母さん ありがとう
僕の ふるさと

愛を教えてくれた 忘れがたき 故郷
雨に濡れながら

思う 幼い 少年に帰る
そう 僕らは ふるさと なのだから

カエルが 泣いたら 帰ろうか
あの日の 僕たち 故郷 だったね

手を繋ぎながら 帰ろうか
みんなが 待っている あの 父母の 元にと

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