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詩説「パンドラの・・・」

「パンドラの・・・」詩説

懐かしさが 雨ならば
果てしなく続く 旅に出よう

寂しさが 空ならば
孤独は消えるだろう

それでも 雨はやまぬのか

祈ることで 悲しみが やむのなら
信じてみるか 愛ってやつを

優しさを ひとつ 注ぐグラスに
悲しい しずく 垂らせば

夜空には 天の川 わたる 恋人の列

満天の星空 綺麗だ 今夜の君は
なんて 口説き文句も 浮かぶ

グラスの カクテル 飲み干せば

もう戻らぬ 少年の蜃気楼

僕ら歩き続ける

何もかもが 幻だとしても

この懐かしい 雨が
寂しい 空が

みんなの 愛でさえも
全て 嘘だと

ぼくら みんな 信じてた
友と 愛と 夢や 希望を

全て 幻覚のような 偽りだと
そう言ってくれた方が
楽な気さえする

それでも 信じたい 祈りたい

パンドラの希望のように
きえない 消せない何かが

あるんじゃないかって

雨に打たれながら 懐かしい愛を
口ずさみながら

やむことのない 雨に
終わりが来ることを信じて

蜃気楼が 蜃気楼で あること願い

グラスの 優しさと悲しみを飲み干すと
そこに 愛が 最後の希望だと

パンドラの箱が 叫ぶように

嘘偽りなく 生きる希望が 輝いていた
愛こそ全てだと 祈りながら

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