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詩説「安物のギター」
ギターを磨いてみた
安物のギターが
俺は安いから そんな ぞんざいに拭くのか?
そう言っている気がして 答えた
お前も 先のギターも
同じギターに変わりないぜ
こういった 営みが ギターに
いい音を鳴らしてくれるだなんて
化学的じゃないと 笑う 者もいるだろう
ボロボロのギターを 抱きしめて
安物のギターに 生きる意味を 学ぶ

そして 今日も明日も
俺は ギターを 磨き続ける
安物のギターが 嬉しそうに
歌っていた
あの日の ストラディバリもきっとそうだぜ
俺の 満たされない メロディと共に
そう お前さ ストラディバリに負けない
母がくれたギターを 思い出しながら
俺のギター 君に捧ぐ詩
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